2013年12月19日木曜日

科博標本調査

科博に標本調査に行ってきました!
事前に標本などをご準備してくださった
並河先生には
心よりお礼申し上げます.ありがとうございます!

作業用に案内していただいたお部屋に
あれ・・・?
みたことある人が・・・ハッ!(`ロ´;)

お,おかにし博士!!(`ロ´;)!
 こちらに気が付き,ニヤリ( ̄ー ̄)
SMBLでは同室で仕事をすることがないので
変な気分でした゚.+:。(・ω・)b゚.+:。グッ

そして晩は科博の忘年会でした(笑
注)忘年会を狙って調査や勉強会に
行っているわけではありませんw(-д-。)タマタマデス

風邪気味なので今日は
早めに宿に帰りましてデータ整理中です.

今回の標本調査では
歴代のサンゴの先生たちが同定してくださり,
名前が付いているものもあれば
わからないものもありました.

種の概念は研究者によって
考え方がいろいろと
ありますが,昨今ですと,
簡単に分子系統解析が行えます.

結果は,形態だけで行われてきた分類と
大きく異なる場合もあります.
その際に,どこまでを同一種にするか,
その境界が定かではありません.
(たとえば何塩基異なれば別種なのか)

形態のバリエーションも同様で
どこまでが同種の場合の環境による変異なのか
判断が難しいです.
(たとえばイヌCanis lupus familiaris
チワワとセントバーナードが同一種です)

最近は遺伝子情報をデータベースに
登録することによって情報を共有できますが,
種の特定,つまり
『同定が信頼できるのか』
が重要で,他の人と自分が同じものを
指しているのか確認しなくてはなりません.

サンゴは分類が混乱しているので
今後このような問題を解決できるように
普遍的な形質を見つけることが
非常に重要だと再認識しました.

私の研究の『出芽部位』を見る方法だと
見分けがつきやすくなり,
少しは貢献できていると実感(*´ェ`*)ポッ

しかし,今後,本気で分類体系を
再構築しなくてはいけないと
ひしひしと感じました(*´;ェ;`*) 
頑張らなくてはなりません!
めざせサンゴ博士!(*´Д`*)ポッ